エクセル [職員室]
公立学校では、よく自治体からの文書が来ます。この文書のここに入力して提出してね、とか言うように。
とある区の学校で文書が回ってきたのですが、とても大きな問題がありました。
今文書はパソコンのメールで回ってきて、各先生がパソコンで入力して、紙に印刷して、その印刷物を提出するというものです。これだけでも突っ込みどころ満載なのですが、さらに問題なのが、
・紙に印刷するのにもかかわらず、エクセルの文書である。
・もちろん、まともな書式設定はされておらず(不可解な設定はされています)、もちろんマクロなども設定されていません。
通常、紙に印刷する書式の文書では、エクセルは使いません。エクセルはあくまで表計算ソフトなので、そもそも正しい印刷を行うことができないからです。通常はワードを使います。
たまにエクセルで書かれた文書を見ることがありますが、セルにちょっと長い値を入れたり、プリンタを変えたりすると、それだけで印刷が崩れてしまいます。そもそも文書を表現するソフトではないから当たり前です。文書印刷としてエクセルを使うこと自体が誤りなのです。
おそらく、担当者が「エクセルしか使えない」からだとは思います。そういう例を多く見てきましたから。
「原理的に正しい結果が出ない(エクセルで確実な印刷はできない)」方法をがんばるという、いかにも日本人的な行動です。「正しい結果を確実に出せる(ワードで印刷する)」方法を習得したほうがよいと思うのですが、なかなかそうはならないところがこの社会の悪癖ですね。
今回の文書も、セルに複数行の長い文章を入れる必要がありました。当然正しく印刷ができませんでした。
で、さらに落ちがあります。
先生方は、誰も文句を言わないのです。
そうか、だから改善されないのですね。
とある区の学校で文書が回ってきたのですが、とても大きな問題がありました。
今文書はパソコンのメールで回ってきて、各先生がパソコンで入力して、紙に印刷して、その印刷物を提出するというものです。これだけでも突っ込みどころ満載なのですが、さらに問題なのが、
・紙に印刷するのにもかかわらず、エクセルの文書である。
・もちろん、まともな書式設定はされておらず(不可解な設定はされています)、もちろんマクロなども設定されていません。
通常、紙に印刷する書式の文書では、エクセルは使いません。エクセルはあくまで表計算ソフトなので、そもそも正しい印刷を行うことができないからです。通常はワードを使います。
たまにエクセルで書かれた文書を見ることがありますが、セルにちょっと長い値を入れたり、プリンタを変えたりすると、それだけで印刷が崩れてしまいます。そもそも文書を表現するソフトではないから当たり前です。文書印刷としてエクセルを使うこと自体が誤りなのです。
おそらく、担当者が「エクセルしか使えない」からだとは思います。そういう例を多く見てきましたから。
「原理的に正しい結果が出ない(エクセルで確実な印刷はできない)」方法をがんばるという、いかにも日本人的な行動です。「正しい結果を確実に出せる(ワードで印刷する)」方法を習得したほうがよいと思うのですが、なかなかそうはならないところがこの社会の悪癖ですね。
今回の文書も、セルに複数行の長い文章を入れる必要がありました。当然正しく印刷ができませんでした。
で、さらに落ちがあります。
先生方は、誰も文句を言わないのです。
そうか、だから改善されないのですね。
バイエル [職員室]
音楽では、バイエルという本があります。超初心者向けのテキストのようなもので、ピアノを習うときはよく使います。ちゃんと練習すれば小学校低学年幼稚園児でも弾けるような内容です。
で、ある小学校の職員室での音楽の先生との会話
----
先:「教科書の伴奏、まだうまく弾けないんですよねぇ」
私:『それだと困りますねぇ。』
先:「そうなんですよ。バイエルすらあまり弾けないんですから。」
私:『えっと・・・』
----
つまりは、ピアノやオルガンがあまり弾けなくとも、小学校の音楽の先生にはなれる、ということです。
教科書で歌うときなんか、伴奏できなくてどうするんでしょうか。そりゃ、小学生のできる子のほうがうまく弾けるとは思いますが、先生がそれでは困りますね。
で、ある小学校の職員室での音楽の先生との会話
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先:「教科書の伴奏、まだうまく弾けないんですよねぇ」
私:『それだと困りますねぇ。』
先:「そうなんですよ。バイエルすらあまり弾けないんですから。」
私:『えっと・・・』
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つまりは、ピアノやオルガンがあまり弾けなくとも、小学校の音楽の先生にはなれる、ということです。
教科書で歌うときなんか、伴奏できなくてどうするんでしょうか。そりゃ、小学生のできる子のほうがうまく弾けるとは思いますが、先生がそれでは困りますね。
七夕 [職員室]
7月7日は七夕です。七夕というのは、中国と日本の習俗が混ざったものです。
古くからの民間習俗ですので、多くの小学校でも七夕のイベントがあります。
娘の通っている保育園は、お寺ですが、やっぱり七夕の行事があります。
さすがにクリスマスなどの明らかな宗教行事は行いませんが、古来の風習や習俗についてはそれを排斥するようなことはしません。
なので、七夕飾りをして、短冊を書いて、楽しくやっています。
でも、とある公立小学校では、七夕が禁止されているところがあります。
ごく一部のPTAなどから、「七夕は宗教行事だから、公立学校で行うべきではない」と申し入れがあったためです。
なので、他の学校が七夕で楽しくやっているときも、普通に授業を行います。
まぁ、民間習俗も宗教行事と言えなくもないですが・・・それを言ってしまったら他のほとんどすべての行事/イベントも行えなくなってしまいます。
子供にとっては、とてもつまらない学校でしょうね。
しかし、反論すら行わなずただ言いなりになってしまう、学校や教育委員会も、困ったものです。
やらなければうまく収まるとでも思ったのでしょうが、いずれバレて問題になった時にはどうするつもりなのでしょうか
古くからの民間習俗ですので、多くの小学校でも七夕のイベントがあります。
娘の通っている保育園は、お寺ですが、やっぱり七夕の行事があります。
さすがにクリスマスなどの明らかな宗教行事は行いませんが、古来の風習や習俗についてはそれを排斥するようなことはしません。
なので、七夕飾りをして、短冊を書いて、楽しくやっています。
でも、とある公立小学校では、七夕が禁止されているところがあります。
ごく一部のPTAなどから、「七夕は宗教行事だから、公立学校で行うべきではない」と申し入れがあったためです。
なので、他の学校が七夕で楽しくやっているときも、普通に授業を行います。
まぁ、民間習俗も宗教行事と言えなくもないですが・・・それを言ってしまったら他のほとんどすべての行事/イベントも行えなくなってしまいます。
子供にとっては、とてもつまらない学校でしょうね。
しかし、反論すら行わなずただ言いなりになってしまう、学校や教育委員会も、困ったものです。
やらなければうまく収まるとでも思ったのでしょうが、いずれバレて問題になった時にはどうするつもりなのでしょうか
節電とエアコン [職員室]
連日暑い日が続いております。
でも東京は節電と言うことで、学校でも「30℃を超えるまではクーラーを入れない」よう指示が出されております。
なので、教室やパソコンルームはとても暑いです。
でも、よく分からないのが、この指示が「30℃」という、温度だけの指示しか出されていないことです。
子供たちで注意しなければいけないのは「熱中症」なのですが、これは温度と湿度で危険度が決まります。
温度がそんなに高くなくとも湿度が高ければ危険性は上がります。
この梅雨の湿度の高い時期、気温が30℃以下であっても高い湿度で熱中症にかかります。それを無視して気温だけを物差しとするのは、とても問題なんですよね。
また、節電が必要なのは昼の暑い時間帯だけであって、それ以外の時間は節電は
必要はありません。電気はあまっていますから。なのに一律節電と言う不可解な動向です。夜はエアコンをつけてもいいのに・・
この夏、子供たちが「節電熱中症」にならないか、とても心配です。
でも東京は節電と言うことで、学校でも「30℃を超えるまではクーラーを入れない」よう指示が出されております。
なので、教室やパソコンルームはとても暑いです。
でも、よく分からないのが、この指示が「30℃」という、温度だけの指示しか出されていないことです。
子供たちで注意しなければいけないのは「熱中症」なのですが、これは温度と湿度で危険度が決まります。
温度がそんなに高くなくとも湿度が高ければ危険性は上がります。
この梅雨の湿度の高い時期、気温が30℃以下であっても高い湿度で熱中症にかかります。それを無視して気温だけを物差しとするのは、とても問題なんですよね。
また、節電が必要なのは昼の暑い時間帯だけであって、それ以外の時間は節電は
必要はありません。電気はあまっていますから。なのに一律節電と言う不可解な動向です。夜はエアコンをつけてもいいのに・・
この夏、子供たちが「節電熱中症」にならないか、とても心配です。
小学校から見た幼稚園と保育園 [職員室]
毎年小学校にたくさんの子供たちが上がってきます。
その子たちのチェック項目の一つに、保育園に行ったかどうか、と言うのがあります。
なぜかと言うと、保育園に行ったかどうかで、小学校(そしてその後)での習熟度に大きな差が出てきてしまうからです。
保育園に行ってきた子供は、基本的な運動能力や器用さ、そして知識の吸収力/理解力が驚くほど高いです。
しかし保育園に行かず幼稚園だけに行った子供は、そういった基本的な能力が備わっていないので、小学校に入ってからも苦労することが多いです。
これは、幼稚園と保育園との基本的な方針の違いと、そして基本的な教育/訓練を施すべき時期が大きく関係しています。
保育園の時期にいろんなことをやらせて基礎能力をつけてしまえば、その後の教育の飲み込みがずっと良くなるります。ものの受け止め方や生活の知恵、指先の器用さや体の使い方。これは保育園の時期にしか出来ないことです。幼稚園に入るまで何もやっていないと、基本が無いですからいくらがんばってもなかなか覚えられません。幼稚園ではその基本的能力を身に着けるのはもう遅いです。
また、幼稚園は保育園と違って、時間も短いし、色々な教育を行いますので、保育園のように各子供にそのような基礎能力を身につけさせるような行為をやっている暇はありません。
なので、小学校では、新入生を受け入れる時に「保育園に行った子」と「保育園に行っていない子」でチェックをつけて分類します。明らかな能力の差がありますから。
そして、クラスごとに能力差が偏らないようにうまく編成します。各クラスが同じような構成になるようにするんですね。
本来、能力が有る子と無い子を同じクラスにして同じ扱いにするのは無理があるのですが、日本の教育制度の下では、「能力の無い子を伸ばすために能力のある子を犠牲にする」を採っていますのでやむを得ません。
もし、子供の能力をもっと伸ばしたいと思ったら、そんなことをしない私立学校に行かせるしか方法がありません。残念ですね。
その子たちのチェック項目の一つに、保育園に行ったかどうか、と言うのがあります。
なぜかと言うと、保育園に行ったかどうかで、小学校(そしてその後)での習熟度に大きな差が出てきてしまうからです。
保育園に行ってきた子供は、基本的な運動能力や器用さ、そして知識の吸収力/理解力が驚くほど高いです。
しかし保育園に行かず幼稚園だけに行った子供は、そういった基本的な能力が備わっていないので、小学校に入ってからも苦労することが多いです。
これは、幼稚園と保育園との基本的な方針の違いと、そして基本的な教育/訓練を施すべき時期が大きく関係しています。
保育園の時期にいろんなことをやらせて基礎能力をつけてしまえば、その後の教育の飲み込みがずっと良くなるります。ものの受け止め方や生活の知恵、指先の器用さや体の使い方。これは保育園の時期にしか出来ないことです。幼稚園に入るまで何もやっていないと、基本が無いですからいくらがんばってもなかなか覚えられません。幼稚園ではその基本的能力を身に着けるのはもう遅いです。
また、幼稚園は保育園と違って、時間も短いし、色々な教育を行いますので、保育園のように各子供にそのような基礎能力を身につけさせるような行為をやっている暇はありません。
なので、小学校では、新入生を受け入れる時に「保育園に行った子」と「保育園に行っていない子」でチェックをつけて分類します。明らかな能力の差がありますから。
そして、クラスごとに能力差が偏らないようにうまく編成します。各クラスが同じような構成になるようにするんですね。
本来、能力が有る子と無い子を同じクラスにして同じ扱いにするのは無理があるのですが、日本の教育制度の下では、「能力の無い子を伸ばすために能力のある子を犠牲にする」を採っていますのでやむを得ません。
もし、子供の能力をもっと伸ばしたいと思ったら、そんなことをしない私立学校に行かせるしか方法がありません。残念ですね。
興味ないんです [職員室]
公立の小学校には、時々自治体の長も来られます。
たまたま、とあるとことで見かけたので、挨拶をしたところ、
区長:『私、教育には興味ないんですよ。』
と返されてしまいました。
えっと・・・
・
・
たまたま、とあるとことで見かけたので、挨拶をしたところ、
区長:『私、教育には興味ないんですよ。』
と返されてしまいました。
えっと・・・
・
・
印刷できないんです・・・ [職員室]
ある日の昼下がり。
----
「あのぅ、私のパソコンからだけ、プリンタに印刷できないんで、ちょっと見てもらえませんかぁ」
『あ、はい。どのパソコンですか。』
「はい。これです。かれこれ3ヶ月ほど印刷できないんですよ。」
(をいをい、3ヶ月もほっぽとかないで、サポート呼びましょうよ。金払ってるんだから。)
『ちょっと失礼しますね。』
「ずっと印刷できなくて困ってるんですよねぇ」
(カチャカチャ・・・・)
(プリンタのプロパティを画面に出して確認・・・あれ?)
『あのぉ・・・オフラインになってるんですけど・・・』
「なんですか、それ?」
『・・・えっと、直しておきましたから、もう印刷できます。今度はもっと早く呼んでくださいね。』
「ありがとうございます!」
---
よい職場です。
まぁ、普通の会社でもこんなものですけど。
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「あのぅ、私のパソコンからだけ、プリンタに印刷できないんで、ちょっと見てもらえませんかぁ」
『あ、はい。どのパソコンですか。』
「はい。これです。かれこれ3ヶ月ほど印刷できないんですよ。」
(をいをい、3ヶ月もほっぽとかないで、サポート呼びましょうよ。金払ってるんだから。)
『ちょっと失礼しますね。』
「ずっと印刷できなくて困ってるんですよねぇ」
(カチャカチャ・・・・)
(プリンタのプロパティを画面に出して確認・・・あれ?)
『あのぉ・・・オフラインになってるんですけど・・・』
「なんですか、それ?」
『・・・えっと、直しておきましたから、もう印刷できます。今度はもっと早く呼んでくださいね。』
「ありがとうございます!」
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よい職場です。
まぁ、普通の会社でもこんなものですけど。
オープンスペース [職員室]
ふと気がつくと、パソコン室で子供が屈んで何かを探していました。
「何を探しているの? コンタクトでも落とした?」
『ざりがにー』
「え?」
『あっちの教室で逃げたみたいなの。ここにいないかなと思って・・』
----
最近の学校は、オープンスペースの教室が増えてきています。
オープンスペースと言うのは、天井が高い体育館のような大教室を、会社にあるようなパーティションでいくつかの教室に区切る物です。とはいっても完全に区切るわけではなく、背の低い仕切りがいくつかあるだけでほとんどは筒抜け、と言うことになっています。(箱にするわけではない)
見晴らしが良いとか、監視しやすいとか、色々な理由で利用される機会が増えているようです。
でも、実際には、とても授業に向かない教室です。
まず、隣の授業の音が筒抜けになりますので、生徒が授業に集中できません。どこかの休みの教室では生徒が動き回っていますので、なお集中できません。パーティションの隙間から見えてしまいますし、パーティションの上からも丸見えです。とても勉強できる雰囲気ではありません。
また、日本の校舎は欧米と違って気密性/断熱性が低いので、冷暖房効率が極めて悪くなります。夏は暑く冬は寒くなってしまいます。大教室にしたおかげでエアコンも効きませんから大変です。(そもそもエアコンがあればいいほうです。)
また、完全に仕切られているのではないので、隣の教室から色々なものが進入してきます。子供の乱入ならいいほう、中には飼っている生き物なんかも・・・
まさか、パソコン室でザリガニ探しをする羽目になるとは思いませんでした。
現場の先生方には非常に不評な構造ですが、なぜか上の方々には人気があるようです。
おかげで、生徒が悪くなるのにもかかわらず、パフォーマンスとして導入する学校が増えているようです。
---
あ、フィクションですからね。
「何を探しているの? コンタクトでも落とした?」
『ざりがにー』
「え?」
『あっちの教室で逃げたみたいなの。ここにいないかなと思って・・』
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最近の学校は、オープンスペースの教室が増えてきています。
オープンスペースと言うのは、天井が高い体育館のような大教室を、会社にあるようなパーティションでいくつかの教室に区切る物です。とはいっても完全に区切るわけではなく、背の低い仕切りがいくつかあるだけでほとんどは筒抜け、と言うことになっています。(箱にするわけではない)
見晴らしが良いとか、監視しやすいとか、色々な理由で利用される機会が増えているようです。
でも、実際には、とても授業に向かない教室です。
まず、隣の授業の音が筒抜けになりますので、生徒が授業に集中できません。どこかの休みの教室では生徒が動き回っていますので、なお集中できません。パーティションの隙間から見えてしまいますし、パーティションの上からも丸見えです。とても勉強できる雰囲気ではありません。
また、日本の校舎は欧米と違って気密性/断熱性が低いので、冷暖房効率が極めて悪くなります。夏は暑く冬は寒くなってしまいます。大教室にしたおかげでエアコンも効きませんから大変です。(そもそもエアコンがあればいいほうです。)
また、完全に仕切られているのではないので、隣の教室から色々なものが進入してきます。子供の乱入ならいいほう、中には飼っている生き物なんかも・・・
まさか、パソコン室でザリガニ探しをする羽目になるとは思いませんでした。
現場の先生方には非常に不評な構造ですが、なぜか上の方々には人気があるようです。
おかげで、生徒が悪くなるのにもかかわらず、パフォーマンスとして導入する学校が増えているようです。
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あ、フィクションですからね。
水はどこへ行った? [職員室]
最近の学校は、教室の上、屋上にプールがある校舎があります。
防火用水もかねていますので、夏以外でも水を張っています。
ある日の出来事。
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「プールの水がなくなっているんです。もちろんは排水はしていませんし、排水溝にも流れた形跡はありません。」
『じゃぁ、どこへいったんでしょうか。下の教室も濡れていないんですよねぇ。』
「はい。どこにも漏れたり、排水した形跡は無いんです。下の教室も全く濡れていません。おかしいですよねぇ。」
『うーーん、業者を呼ぶしかないですね。』
「念のため、もう一度水を入れてみたんですが、次の日にはなくなっているんです。おかしいですよねぇ」
『早く業者を呼びましょう。』
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入れた水が行方不明になるのは、原発だけでは無いようです。
防火用水もかねていますので、夏以外でも水を張っています。
ある日の出来事。
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「プールの水がなくなっているんです。もちろんは排水はしていませんし、排水溝にも流れた形跡はありません。」
『じゃぁ、どこへいったんでしょうか。下の教室も濡れていないんですよねぇ。』
「はい。どこにも漏れたり、排水した形跡は無いんです。下の教室も全く濡れていません。おかしいですよねぇ。」
『うーーん、業者を呼ぶしかないですね。』
「念のため、もう一度水を入れてみたんですが、次の日にはなくなっているんです。おかしいですよねぇ」
『早く業者を呼びましょう。』
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入れた水が行方不明になるのは、原発だけでは無いようです。
タグ:水 プール
プリンタと用紙 [職員室]
学校ではよく、専用の用紙に印刷しなければいけない場合があります。
で、どうしても、うまく印刷できないプリンタがありました。
そのプリンタは、その専用の用紙に印刷するために選定して購入したものでした。
その、某大手プリンタメーカーさんとの会話。
「お宅のプリンタで、この用紙に印刷したいんですけど、うまくできないんです。どうすればよいですか」
『弊社推奨の用紙を使ってください。』
「この用紙は、このプリンタのカタログで動作確認が取れているようです。この用紙に印刷したいので、動作確認が取れている御社のプリンタを購入したんです。」
『少々お待ちください・・・・えっと、このプリンタでの動作確認はしていないようですね。』
「え?、カタログには確認済みって載ってますよ?」
『カタログには載せていますが、実際の確認はしていないようです。申し訳ありません。』
「では、ほかの同様の用紙で、動作確認が取れているものを教えてください。」
『・・・・・・ありません。どの用紙でも動作確認はしていないようです。申し訳ありません。』
「・・・・・・・」
----
まぁ、日本メーカーなんてこんなものです。
いくら確認したって、これじゃ無意味ですね。
結局、このプリンタでは、学校指定の用紙には印刷できないことがわかりました。この用紙に印刷するために確認して購入したのに、です。
でも印刷はしなければいけないので、代理店には悪いですが印刷できるプリンタに交換してもらう・・・わけには行かない事情があったのです。
というのも、このプリンタは、PTAの偉い人の口利きで導入したものだったのです。なので、交換なんか間違っても言い出せません。
残念ながら、このプリンタは新品同様のままお蔵入りになってしまいました。
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このお話はフィクションです。実際とは何の関係もありません。ほんと、関係ありません。
で、どうしても、うまく印刷できないプリンタがありました。
そのプリンタは、その専用の用紙に印刷するために選定して購入したものでした。
その、某大手プリンタメーカーさんとの会話。
「お宅のプリンタで、この用紙に印刷したいんですけど、うまくできないんです。どうすればよいですか」
『弊社推奨の用紙を使ってください。』
「この用紙は、このプリンタのカタログで動作確認が取れているようです。この用紙に印刷したいので、動作確認が取れている御社のプリンタを購入したんです。」
『少々お待ちください・・・・えっと、このプリンタでの動作確認はしていないようですね。』
「え?、カタログには確認済みって載ってますよ?」
『カタログには載せていますが、実際の確認はしていないようです。申し訳ありません。』
「では、ほかの同様の用紙で、動作確認が取れているものを教えてください。」
『・・・・・・ありません。どの用紙でも動作確認はしていないようです。申し訳ありません。』
「・・・・・・・」
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まぁ、日本メーカーなんてこんなものです。
いくら確認したって、これじゃ無意味ですね。
結局、このプリンタでは、学校指定の用紙には印刷できないことがわかりました。この用紙に印刷するために確認して購入したのに、です。
でも印刷はしなければいけないので、代理店には悪いですが印刷できるプリンタに交換してもらう・・・わけには行かない事情があったのです。
というのも、このプリンタは、PTAの偉い人の口利きで導入したものだったのです。なので、交換なんか間違っても言い出せません。
残念ながら、このプリンタは新品同様のままお蔵入りになってしまいました。
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このお話はフィクションです。実際とは何の関係もありません。ほんと、関係ありません。