SSブログ

学校の緊急地震速報 [職員室]

 昨日は緊急地震速報のアラームが鳴り響きました。
 職員室では、各個人の携帯などからアラームが鳴っていました。
 職員室にいる人たちは、揺れを待ち構えていました。幸い大した揺れはありませんでした。

 ただそれだけです。
 そう、先生方は何のアクションも起こさないんですね。

 緊急地震速報が発令されたら、数十秒後の地震に備えて、てっきり生徒を指導して初期行動を起こすものだと思っていたのですが、ただそのまま待ち構えていただけでした。放送もありませんでした。

 このとき教室では何が起きていたかというと・・・何もおきていませんでした。緊急地震速報の発令すら気が付いていませんでした。
 教室にいたら、おそらく何の予告もなくいきなり地震が来たことでしょう。今回は幸いでしたが、改めて学校の危機管理能力のなさを思い知らされました。

 本来なら、
 ・緊急地震速報が発令されたら、自動的に(人を介さず)すべての先生/生徒等に直ちに通知する。
 ・各生徒/先生は、緊急地震速報の通知を受け、直ちに自主的に初期行動を起こす。
 でなければいけません。

 しかし残念ながら、ほとんどの学校ではそれに反したシステムが導入されています。

 ・教室への携帯の持込は、先生を含めて禁止されています。このため、先生ですら教室では緊急地震速報を受信することができません。
  →先生ですら携帯電話の教室持込は禁止されています。これは、携帯の正しい使い方を生徒に指導するべき先生が、「先生も正しい使い方ができない」とみなされているためです。このため、緊急地震速報や不審者の侵入に対応することができなくなっています。教育の放棄の一例ですね。

 ・緊急地震速報が受信されても、自動で全校放送出来るようにはなっていません。
  →そもそも、「緊急地震速報を受けたら人が操作する」ような「人が介するシステム」は緊急時には機能しません。「全自動で流す」ことができなければ無意味です。ですが、全自動システムが導入されている学校はほとんどありません。昨年の「原発災害」も人が介したことによる災害ですが、その教訓はやっぱり生かされません。

 ・緊急地震速報を受けても、ただゝ指示を待っている。確認している。
  →緊急時にそんなことをしたら手遅れになります。初期に必要なのは「情報が正しいかどうかを調べる」ではなく「被害を最小限に抑えるために直ちに行動する」です。(もちろん行動様式は予定しておきます)

 根本的に、危機管理の考え方が欠如しています。これは学校以外の場所でも多く見受けられます。地方自治体や行政の方と協議していても、よくあります。こまったことです。

 危ないので、うちの子には、受信端末を持たせようと思います。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

寒い給料が下がった! ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。